一般的に、「引きこもり」とは、「さまざまな要因によって社会的な参加の場面が狭まり、就労や就学などの自宅以外での生活の場が長期にわたって失われている状態」と定義され、これは病気や障害ではなく、自分の部屋でほとんどの時間を過ごし、学校や会社には行かない、といった「状態」を言います。10代に多く見られる現象ですが、特に年齢は限定されていません。「引きこもり」は、精神疾患や、発達のおくれ、病気など生物学的要因、いじめ、人間関係、強いストレスなどの心理的要因、ゲーム、パソコンなどの社会的要因などの要因がさまざまに絡み合っておこると考えられています。「引きこもり」への対応は、「なぜ、ひきこもってしまったか」と原因をつきとめるのではなく、「今の状態を変えるために、何をしたらよいか」という事を多面的な方向から考える必要があります。
一般的にニートとは、「働いておらず、学校へも通っていない、職業訓練なども行っていない若者」と定義され、これは、「Not in Education Employment or Training」の頭文字を取った、NEETから来ており、1999年にイギリスで作成れた調査報告書に由来する言葉と言われています。実際その定義の曖昧さから、その実態を把握するのは難しいとされていますが、平成19年の就業構造基本調査のデータによると、15~34歳で家事も通学もしていない無業者で、就業を希望しているが求職活動をしていない、または就業を希望していない、という人数は全国で約63万人にいるそうです。これは15~34歳人口に占める割合の2.1%で、100人に2人つまり、50人の高校のクラスに必ず一人いるという計算になります。このNEETが深刻な社会問題化してからかなり時間が経ちますが、まだ根本的な解決策は何も取られていません。ある調査機関によれば、2015年には150万になるという発表もあります。決して他人事ではないNEET問題。自分や、自分の家族がNEETになっても決して恥ずかしい事ではありません。周りの人は、いろいろなサポート体制を旨く利用して、真剣に、そして温かく支援してあげましょう。
LDとは、Learning Disorders またはLearning Disabilities の略語で、一般的には学習障害と訳されています。日本での定義は、「基本的には全般的な知的発達に遅れはないが、聞く、話す、読む、書く、計算する又は推論する能力のうち特定のものの習得と使用に著しい困難を示す様々な状態を指すもの。」となっています。LDの子は全体的な能力で劣っている訳ではないので高校、大学への進学もケースにより十分可能です。AD/HD (Attention Deficit / Hyperactivity Disorder)とは、日本では、注意欠陥・多動性障害と呼ばれ、多動性、不注意、衝動性を症状の特徴とする発達障害もしくは行動障害です。じっとしている等の社会的ルールが増加する、小学校入学前後に発見されるケースが多いようです。特徴としては、注意力を維持しにくい、時間感覚がずれている、様々な情報をまとめることが苦手といった特徴があります。このような軽度の発達障害に対応した民間の学校も増えています。そういった学校は、発達障害をもつ生徒に対するソーシャルスキルトレーニングの場にもなっており、社会へ出て行く準備の教育を行ってくれるのです。